CODEFORCES 1139 A. Even Substrings
問題概要
\(N\)桁の数字だけで構成された文字列\(s\)が与えられる。
\(s\)の部分文字列\(s[l...r]\)が偶数になるような\([l, r]\)の組み合わせの総数を求めよ。
制約
- \(1\ \leq \ N\ \leq 65000\)
- time limit per test 0.5sec
考察
\(N\)の最大値が\(65000\)なので、\(l,\ r\)を全探索して部分文字列を一つずつ検証する方法をとることはできない。
そのため、次のような1次元DPを考えた。
DPの定義
$$ dp[i]: i桁目までの偶数の個数の総和 $$
このように定義すると、\(0\)桁目には文字が存在しないので、\(dp[0] = 0\)となる。
DPの遷移
上で定義したDPの遷移を考える。この際、偶奇に場合わけして考える。
1. 奇数の場合
\(i+1\)桁目が奇数の場合は、\(i\)桁目までの総数のままである。
2. 偶数の場合
例として、1234と言う文字列が与えられた場合を考えてみる。この場合、2桁目に初めて偶数が現れる。2が現れた時、\([1, 2]\), \([2, 2]\)の2組が偶数になる。同様に、4桁目も考えると、\([1, 4]\), \([2, 4]\), \([3, 4]\), \([4, 4]\)の4組が偶数になる。
つまり、i桁目が偶数ならば、i組の偶数ができる
と言い変えることができる。
3. まとめ
上記の1. 2. を踏まえると、次のように遷移することが言える
$$ i桁目が奇数の時: dp[i+1] = dp[i]\ \ \ \ \ \ \\ i桁目が偶数の時: dp[i+1] = dp[i] + i $$
実装
実装は以下の通りになる。0-indexed
に注意して実装することを忘れないようにしたい。
#include <iostream> #include <string> using namespace std; const int MAXN = 65010; int dp[MAXN]; int main() { int N; cin >> N; string s; cin >> s; for(int i = 0; i < N; ++i) { dp[i+1] = dp[i] + (int(s[i]) % 2 == 0 ? i+1 : 0); } cout << dp[N] << endl; return 0; }